キッチンの4つの配置方法とメリット・デメリット
2016/08/10 (水)
【クローズドタイプ】
クローズドタイプは昔からあるスタイル。
「作る」という作業を表に出さず、見えないところで料理する厨房タイプ。
[メリット]
独立した形状で、料理に専念でき、本格的な料理をする方にはお勧め。
匂いや煙が一番広がりにくいタイプです。
散らかっていても人目が気にならないので、忙しい方などにも安心。
[デメリット]
出入口が1か所のため、お手伝いに複数入ると、配膳と移動が集中して動き辛い。
他の部屋に目が届きにくく、家族とのコミュニケーションが取りにくい。
ダイニングまで距離があり、配膳などに工夫が必要です。
【セミクローズドタイプ】
シンクの前が開放的な対面式タイプ。
[メリット]
独立した形状で、料理に専念でき、本格的な料理をする方にはお勧め。
匂いや煙が一番広がりにくいタイプです。
散らかっていても人目が気にならないので、忙しい方などにも安心。
出入口が1か所のため、お手伝いに複数入ると、配膳と移動が集中して動き辛い。
他の部屋に目が届きにくく、家族とのコミュニケーションが取りにくい。
ダイニングまで距離があり、配膳などに工夫が必要です。
シンクの正面が開口部でオープンなので、ダイニングとのコミュニケーションがと
りやすくなります。
また、下がり壁があるので、匂いや煙がリビングなどに広がることも防げます。
そこに吊戸棚を付けることもでき、収納力も確保できます。
シンクの手元は隠れるので、多少散らかっていてもあまり気になりません。
[デメリット]
ダイニングやリビングへの動線が若干長くなるので、配膳に工夫が必要です。
【オープンタイプ】
隠れた所のない配置で、開放的な一室空間タイプ。
[メリット]
背面側がテーブルなので、配膳がスムーズ。
開放的で、子供にも目が届くので、お互いに安心です。
また、閉鎖的ではないので、進んでお手伝いがしやすくなります。
場所を取らない設計が可能なので、広く空間を使うことが出来ます。
[デメリット]
丸見えなので、常にすっきりと片付けておく必要があります。
開放感はあるけれど、調理中は常に背中を向けている状態になるので意外と目が届
きにくいです。リビングなどに匂いや煙が比較的広がりやすいです。キッチンが常
に見えているので片付けが苦手な方はよく検討することが大切です。
【オープン対面タイプ】
部屋全体に目が行き届き、現在、最も人気のあるタイプ。
[メリット]
リビングやダイニングなど、あらゆる所が見渡せ、かなりの開放感があります。
常に家族と、コミュニケーションが取れる配置です。
足元は隠れるので、急な来客時には、さっとしまうことができます。
[デメリット]
カウンターの上が丸見えなので、常にすっきりと片付けておく必要があります。
リビングなどに匂いや煙が広がりやすいです。
[ワンポイント]
キッチン本体よりも、背面が目立つので、事前にどのような食器棚にするのか、
キッチンとおそろいのカップボードにするのかなど、検討する必要があります。
以上キッチンは毎日の生活で非常に重要な場所です。
プランの際には自分がどういうスタイルが向いているのかをよく検討してくださいね。